外国人助っ人候補はワース?
阪神が来季新外国人の有力候補として、大リーグ・フィリーズのジェイソン・ワース外野手をリストアップしているとの情報。FA市場の動向をにらみながら、水面下では着々とメジャー獲りが進行中?
助っ人候補(?)のワースは、今季フィリーズで94試合に出場し、打率・298、8本塁打、49打点をマークした右打ちの大リーガー。パワーだけでなく、出塁率・405の数字が示すとおり、選球眼も申し分なく、安定した打撃にも期待できる。2006年に左手首を手術し、同年は治療に専念したためプレーしていないが、復帰後の成績から、阪神も故障の不安は払しょくされたと判断した模様。
それ以前の2004-2005年に所属したドジャースでも、計23本塁打を放っており長打力は立証済み。また、この2年間も出塁率は3割を超えている。マイナー時代は捕手としてスタートしたが、打撃を買われて一塁、外野へと転向した異色の経歴も併せ持っている。
阪神は、今オフ大補強を宣言。その柱に打線強化、強力右打者の獲得を挙げている。すでに、来季4番候補として、メジャー級大砲獲得に向けて動いていた。しかし、FAでの獲得を目指す、中日・福留、広島・新井との兼ね合いになる。
外野手である福留獲得が不調に終わった場合と、両選手ともに獲得できなかった場合は、外野を本職にするワースを有力候補に外国人補強に乗り出す構えか?
また、内野手である新井を逃した場合でも、今季も一塁の守備に入っている実績のあるワースは、現在の阪神のニーズに最も合った打者といえる。
福留、新井のW獲得に成功した場合は、外国人打者の補強を見送ることもあるが、さすがに可能性が低いだけに、FA戦線の状況をにらみながら、外国人補強に着手する方向か?
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