城島が正式契約
米大リーグのマリナーズを退団した城島健司捕手(33)が13日、大阪市内で阪神と4年総額20億円プラス出来高払い(推定)で正式契約した。
背番号は2。
城島捕手はソフトバンクでプレーした05年以来5年ぶりの日本球界復帰。
記者会見で城島は「精いっぱい阪神のために力を出したい。甲子園で暴れたい」と意気込みを話した。
真弓明信監督は「来季が楽しみになった」と大きな期待を寄せた。
以下、記者会見での一問一答
--契約が終わり、入団会見に臨む現在の気持ちは
「人生3度目の入団会見。慣れたといえば慣れましたが。こうやって大阪で、大勢の人の前で笑顔で会見できてよかったと思う」
--家族や周囲からはどんな声が
「ボクの野球人生。家族はボクの意志を尊重してくれたし。全力でサポートしてくれると思う」
--捕手としてどんなプレーを
「いいときは(メディアに)取り上げてくれるでしょうが、悪いときは批判があると思う。そのときに自分が前面に立って批判を引き受けたい。投手が困ったときに正面を向いて助けられるのが仕事。投手をマウンドで孤独にしたくない」
--投手とのコミュニケーションは
「マージャンでもしますか。投手のいいときを知るには悪いときを知らないといけない。キャンプではたくさん投手の球を受けたい。そのときの感覚を大切にしたい」
--阪神の情報は収集しているか。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では藤川、岩田と一緒だったが
「何もかも急だったのでいまは白紙。岩田や球児(藤川)については、WBCに出るくらいの投手だから、素晴らしい球だった。黙ってても活躍してもらわないといけない投手」
--右の強打者としても期待されているが
「15年もやっていて今さらスタイルは変えられない。積極的に振っていくのが持ち味。開幕戦の第1打席から甘い球がくれば振る準備はある」
--数字の目標は
「できたら全イニング、それができなければ全試合出たい。お手本で金本さんがいる」
--セ・リーグは初めてになる
「パ・リーグで育ってきたので、また学ばないといけない。プレーヤーとしては不安だらけ。でもそれがないと進歩はない。ひとつずつ不安を取り除いて開幕を迎えたい。何年たっても開幕の前の日は眠れない。ガチガチになって緊張して臨むだろう」
--阪神ファンに対しては
「敵としてプレーする側からすれば、甲子園ほどやりにくい球場はなかった。そんなファンは味方につくのは強み。熱烈な声援をもらえるのは楽しみだが、ただそれに対する責任もある。本当の声援は来年の秋、城島をとってよかったと思ってくれたときにもらえると思う。入団した以上は気持ちを前、気持ちを前にしてタイガースのために甲子園で暴れたい」
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